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【医師監修】混合肌とは|他の肌質との違いと改善方法を徹底解説

2026月1月16日

ドクター写真
ドクター写真

監修者:赤岩 優妃

リゼクリニック リード ドクター

略歴・所属学会


■略歴
東京女子医科大学医学部医学科卒業後、名古屋市立大学病院附属西部医療センター勤務。JA愛知厚生連足助病院、名古屋市立大学病院勤務を経て、湘南美容クリニック(SBC)に入職。「湘南美容クリニック名古屋駅本院」に立ち上げ時から所属し、美容外科医として歴任。
2023年7月に「SBCグループ」傘下にリゼクリニックが参画後、その翌年8月1日より「湘南美容クリニック新宿本院」に所属異動、並びに「リゼクリニック」のリードドクターとして兼任、現在に至る。

■所属学会
日本美容外科学会会員・日本医師会認定産業医・ジュビダームビスタ認定医・厚生労働省指定オンライン診療研修修了医・アメリカ心臓協会ACLSプロバイダー

「私の肌、乾燥してる所と脂っぽい所どっちもあるんだけど、これは混合肌?」
「潤わせようとするとすごく脂っぽくなるし、スッキリさせようとすると乾燥する…一体どうすればいいの?」

こんな悩みを抱えていませんか?

混合肌とは、文字通り、顔の部位によって乾燥しやすい部分と、皮脂が多くテカりやすい部分が混在する肌質のことです。

多くの場合、額から鼻にかけてのTゾーンはベタつきやすく、頬からあごにかけてのUゾーンは水分不足でカサつきが目立ちます。

一般的に、日本には四季があり、気温や湿度変化が大きいことで肌の水分量・皮脂量が変動しやすいため、日本人に最も多い肌質は「混合肌」だといわれています。

実際、乾燥肌の人でも、季節や生活習慣の変化によって混合肌のような状態になることがあります。

その点で、混合肌はもっとも陥りやすく、見分けがつきにくい肌質だといえるでしょう。

そこで、この記事では、混合肌と他の肌質との違いをわかりやすく解説し、その上で、混合肌に合った改善方法をご紹介します。

この記事を読めばわかること
・混合肌と他の肌質との違い
・混合肌かどうかを簡単に見分ける方法
・混合肌になってしまう原因
・今日から始められる肌に良いスキンケア
・混合肌を改善する対処法

最後まで読んでいただければ、肌質についての理解が深まり、今日から実践できる対処法のイメージがつかめます。

自分の肌と上手につき合うために、まずは状態を正しく知るところから始めていきましょう。

1.混合肌とは

「混合肌」とは、顔の部位によって乾燥する部分と、皮脂の多い部分が混在する肌質です。

額から鼻にかけてのTゾーンはベタつきやすく、頬からあごにかけてのUゾーンはカサつくなど、脂っぽさと乾燥が同時に起きるのが特徴です。

混合肌の特徴
・Tゾーン(おでこ、眉間、鼻筋)がベタつく
・Uゾーン(頬、口元、顎)が乾燥する
・肌のキメが粗い
・メイクが崩れやすい

混合肌を放置すると、皮脂の過剰分泌と乾燥の両方が悪化し、次のようなトラブルが複合的に発生しやすくなります。

・ニキビ
・毛穴の開きや黒ずみ
・肌のごわつき
・小ジワ

このため、混合肌を改善するには、部位ごとの “水分と油分のバランス” を意識したケアが必要になります。

2.混合肌の根本原因は「乾燥」によるバリア機能の低下

混合肌の根本原因は、実は乾燥によるバリア機能の低下です。

「Tゾーンはテカるのに? 皮脂が出てるなら乾燥してないんじゃ…?」

と感じる方も多いのですが、実は、テカリもカサつきも、同じ “乾燥” が引き金になっています。この状態はいわゆる「インナードライ」と呼ばれる状態です。

【混合肌が発症する仕組み】

生活習慣の乱れや紫外線、ストレスなどによって肌の角質層の保水力が落ちると、肌が本来持つバリア機能が弱まり、水分が逃げやすくなります。

「バリア機能」とは、肌の角質層が持つ2つの重要な働きのことです。

・外部刺激(細菌、ウイルス、アレルゲン、紫外線など)の侵入を防ぐ
・内部の水分が蒸発するのを防ぐ
バリア機能が弱まった肌は、これ以上水分を失わないように、防御反応として皮脂を過剰に分泌します。
これこそが混合肌の始まりです。

というのも、皮脂を作る量は顔の部位によって異なるため、乾燥したときの反応がそれぞれ違って現れるからです。

・皮脂腺が多いTゾーン:皮脂が一気に増え、ベタつき・テカリが出る
・皮脂腺が少ない部位(頬・口元):皮脂を出そうとしても追いつかず、かえって乾燥が進行する

皮脂腺の密度の違いによって、テカリと乾燥が混在する特有の症状が生まれます。

このように、混合肌は、実は乾燥から始まっているといえるのです。

仮に1番気になるのがTゾーンのベタつきであったとしても、それが混合肌の悩みである限り、解消のためには乾燥へのアプローチが不可欠です。

ただし、乾燥肌と同じ発想で保湿を心がければ良いかというと、そういう話でもありません。

部位ごとの特徴に合わせた対策が求められるところが、混合肌ケアの難しさです。

3.肌悩みを改善するには今の肌タイプを正確に見極めることが重要!

混合肌を含め、肌の悩みを改善するためには、今の肌タイプを正確に見極めることが重要です。

ここまで読んだ結果、これまで混合肌だと思っていたのに、
「私は鼻周辺も乾燥してるから乾燥肌なのかな?」
「Tゾーンだけじゃなく口元もベタついてるということは、どちらかというと脂性肌?」
などと迷い始めた人がいるかもしれませんが、まだこの段階では、自分の肌質を判断しないで欲しいのです。

というのも、肌の状態は常に一定ではなく、そのときのコンディションによって、
・鼻をかみすぎたり、刺激のある洗顔などで一時的に乾燥肌寄りになっている混合肌
・濃密すぎる保湿や、暴飲暴食で過剰に油を摂取したことなどが重なって、Uゾーン(頬や口元)もベタついている状態の混合肌
というように、見え方、現れ方が変わることがあるからです。

ここで、「自分は脂性肌だ」「乾燥肌かも」と見極めを誤ったまま肌質に合わないケアを続けてしまうと、肌悩みが悪化するリスクがあります。

たとえば…

・「脂っぽいから」と洗浄力の強い洗顔やさっぱり系ケアを続ける
→ 乾燥しやすい部分のバリア機能がさらに低下し、赤みや粉吹きが出やすくなる

・「乾燥するから」と顔全体に濃密な保湿を重ねる
→ 皮脂の多いTゾーンのベタつきや毛穴詰まりが悪化しやすくなる

このように、混合肌を正しく理解しないままケアをすると、乾燥部分も皮脂の多い部分も、同時に悪化してしまう可能性があります。

肌状態を改善するには、自分の肌質をきちんと把握して、それに合わせた対処をしなくてはならないのです。

4.混合肌と他の肌タイプの違い

この章では、自分の肌質を見極められるように、混合肌と他の肌タイプの違いについて解説します。

まずは、一般的な4つのタイプ、「混合肌」「乾燥肌」「脂性肌」「普通肌」の違いを、水分量、皮脂量で整理した下表をご覧ください。

タイプ 水分量 皮脂量
混合肌 少ない 多い
乾燥肌 少ない 少ない
脂性肌 多い 多い
普通肌 普通 普通

混合肌と他の3タイプとの違いを、詳しくみていきましょう。

混合肌と他の肌タイプの違い
・混合肌VS乾燥肌
・混合肌VS脂性肌
・混合肌VS普通肌

気になる肌質がある方は、そこから先にご覧ください。

4-1. 混合肌VS乾燥肌

混合肌と乾燥肌は、どちらも水分量が少ない肌質ですが、皮脂量の違いで見た目や悩みが違ってきます。

「乾燥肌」は、顔全体がカサついて、メイクが密着しにくく、粉吹きなどの悩みの多い肌質です。

対して、「混合肌」は、「Tゾーンはテカる」「Uゾーンは乾燥する」というように、部分ごとに状態が分かれており、メイク崩れも、皮脂によるヨレと乾燥による粉浮きが混在して現れます。

混合肌 乾燥肌
特徴 水分量が少なく、皮脂量が多い 水分量、皮脂量ともに少ない
見た目 Tゾーンに毛穴の開きが目立ち、全体に肌のキメが粗い カサつき・粉吹きなどでキメが粗く見える
メイクの崩れ方 皮脂でよれる部分と、乾燥で化粧が浮く部分が混在 ファンデが密着しにくく、粉っぽく崩れやすい
洗顔後 Tゾーンはベタつき、頬や目元はつっぱり感がある 洗顔直後に全体がつっぱり、すぐに乾燥感が出る

同じように水分量が少ない肌質で、どうして
・「全体がカサカサする乾燥肌」になる人
・「テカリと乾燥が同時に起こる混合肌」になる人
に分かれるのかというと、それは、皮脂を分泌する力がどれくらいあるかの違いと言えるでしょう。

<混合肌になるパターン(過剰防御タイプ)>
乾燥が進むと、肌は「このままでは水分を維持できない!」と判断し、皮脂を多めに分泌して無理やりフタをしようとします。
その結果、Tゾーンは皮脂が過剰に出てテカります。
それでも、皮脂腺が少ないUゾーンは、皮脂を出そうとしても追いつかず、かえって乾燥してしまいます。

<乾燥肌になるパターン(防御力不足タイプ)>
一方、ホルモンバランスの乱れ、気温の変化、食生活の乱れなどのストレスなどの影響で、皮脂を出す力そのものが弱まっている場合は、肌全体が「(水分を逃さず)守りたいのに、守る材料(皮脂)が足りない」状態になります。

その結果、顔全体の水分・油分が不足し、全体がカサカサになる乾燥肌に傾いていくのです。

乾燥肌について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
乾燥肌の状態とは?9つの原因と最短ルートで改善を目指す2つの方法

4-2. 混合肌VS脂性肌

脂性肌と混合肌はどちらも脂っぽさがあるため混同しがちですが、以下のように、明確な違いがあります。

・脂性肌→ 顔全体が油っぽくベタつきやすい
・混合肌→ ベタつく部分と乾燥する部分が混在する

「脂性肌」の人は、化粧をして数時間ほど経つと、顔全体が皮脂によってテカり、ファンデーションがヨレやすくなります。

「混合肌」は、メイク崩れも部分ごとに状態が分かれ、皮脂によるヨレと乾燥による粉浮きが混在して現れるのが特徴です。

混合肌 脂性肌
特徴 水分量が少なく、皮脂量が多い 水分量、皮脂量ともに多い
見た目 Tゾーンに毛穴の開きが目立ち、全体に肌のキメが粗い 皮脂過多により毛穴が開き、テカリやすい
メイクの崩れ方 皮脂でよれる部分と、乾燥で化粧が浮く部分が混在 全体的に皮脂が多く、時間が経つとファンデがよれやすい
洗顔後 Tゾーンはベタつき、頬や目元はつっぱり感がある 洗顔後でもテカりやすく、つっぱり感は少ない

ただし、2つの肌質には、以下のような共通点もあります。

・肌のキメが粗い
・毛穴の開きが目立つ

また、よくある勘違いとして「混合肌だったけど、最近は顔全体が脂っぽいから脂性肌に変わったのでは?」と感じるようなことがあります。

実際には、混合肌の人が急に脂性肌に変わるといったことは、ほとんどありません。
混合肌はもともと水分量が少ない肌質のため、急に水分量の多い脂性肌へ変わるとは考えにくいのです。

顔全体の皮脂が増えるのは、肌のバリア機能が弱くなっているサインです。

肌が「乾燥している!」と脳に伝え、皮脂をたくさん分泌して守ろうとするため、普段乾燥している部分までベタついて、一時的に脂性肌っぽくなっていると思った方が良いでしょう。

脂性肌について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
脂性肌とは?混合肌との違いとNG習慣7つを医師が徹底解説

4-3. 混合肌VS普通肌

「普通肌」とは、水分と皮脂のバランスが整った状態の肌を指します。
全体にキメが細かく、なめらかで適度にツヤがあるのが特徴です。

多くの人が、理想として目指している肌状態だといえるでしょう。

一方、「混合肌」は、水分量が少なく、皮脂量が多い状態の肌です。

Tゾーンは皮脂で毛穴が目立ち、Uゾーンは乾燥でカサつくため、見た目にもキメが粗い印象になります。

混合肌 普通肌
特徴 水分量が少なく、皮脂量が多い 全体に水分と皮脂のバランスが整っている
見た目 Tゾーンに毛穴の開きが目立ち、全体に肌のキメが粗い キメが細かく均一でなめらか
メイクの崩れ方 皮脂でよれる部分と、乾燥で化粧が浮く部分が混在 メイクが崩れにくい
洗顔後 Tゾーンはベタつき、頬や目元はつっぱり感がある 全体に、ベタつきやつっぱり感が少ない

ただし、元々は普通肌の人でも、季節の変化や生活習慣などによって、一時的に混合肌のような状態になることがあるので注意が必要です。

5.混合肌かどうかを洗顔後の肌状態でチェックしよう

混合肌と他の肌質との違いを解説してきましたが、それらを踏まえても、次のように感じている人がいるかもしれません。

「あてはまるところが1つの肌質だけじゃないかも…」
「日によって状態が違うから余計わからなくなった」

たしかに肌は、季節や体調、時間帯によっても揺らぐため、判断しづらいものです。

そんなときは、洗顔後の肌状態を見ることで、今の肌が混合肌に近いのかどうか、シンプルに確かめられます。

洗顔後の肌状態で混合肌かどうかを判断する方法
【ステップ1】
洗顔料の泡を使うイメージで、こすらず、やさしく、ぬるま湯(32℃が目安)で洗顔する
【ステップ2】
タオルはゴシゴシこすらず、押し当てるように拭く
【ステップ3】
そのまま何もつけずに、10分放置する
【診断】
頬や目元などが部分的に乾燥して肌がつっぱる感じ&Tゾーンは皮脂が浮く
→ 混合肌

※補足
目元などの部分的な乾燥がない&顔全体にベタつきを感じる
→ 脂性肌
顔全体が乾燥してつっぱる
→ 乾燥肌

「私は前から◯◯肌だから…」という思い込みは一旦脇に置いて、確認してみましょう。

肌は気づかないうちに変化していることがあります。

先入観を手放してチェックすることで、あなたの今の肌状態がわかりますよ。

6.混合肌を改善する鍵は、部位ごとの水分・油分バランスを整えること

混合肌を改善するには、部位によって皮脂量(皮脂腺の密度)が違うということを踏まえて、それぞれに合わせて水分と油分のバランスを整える必要があります。

皮脂が多い部分と少ない部分を同じケアで整えるのは困難です。

実際、混合肌がなかなか改善しないという人は、次のような悪循環に陥っていることが多いです。

「カサつく部分」と「ベタつく部分」が同時に存在する混合肌では、どちらか一方のケアに偏るほどバランスが崩れ、症状が悪化しやすくなります。

混合肌の悩みを解消したいなら、
・皮脂が多い → とにかく油を取る✕
・乾燥する → ひたすら保湿する✕
といった単純な発想をやめて、「部位ごとに違ったケアが必要になる」という前提をしっかり持つことが大切です。

また、根本的な改善のためには、部位別のケアに加えて、内側からの乾燥要因となる生活習慣にも目を向ける必要があります。

次章では、混合肌の人が日々に取り入れられる対処法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

7.混合肌の改善をセルフケアで目指す方法

混合肌の改善を目指す方法を、2つの視点からお伝えします。

混合肌の改善をセルフケアで目指す方法
・部位ごとにスキンケアを調節する
・生活習慣を整える

スキンケアと生活習慣の見直しを合わせて実践することで、肌の調子が少しずつ安定し、変化している手応えを感じられます。

しっかり把握していきましょう。

7-1. 部位ごとにスキンケアを調整する

混合肌のスキンケアは、部位ごとに調整することが重要です。

基本的な肌荒れ対策も合わせて、次の順に詳しく解説します。

  • 洗顔のポイント
  • 保湿のポイント
  • メイクのポイント

今のスキンケアと照らし合わせながら、みていきましょう。



7-1-1.洗顔のポイント

混合肌の洗顔のポイントは、皮脂の多いTゾーンから洗い始めることです。

泡を肌にのせる時間を稼げることで、汚れや皮脂を泡がやさしく吸着して落とせるからです。

そして乾燥しやすいUゾーンは、泡をそっと置いて触れるように洗ってください。
こすらなくても、泡そのものが汚れを吸着してくれます。

洗顔においては、すべての肌質において「こすらない」のが基本です。

混合肌の洗顔のポイント
・皮脂の多いTゾーンから洗い始める
・乾燥ぎみのUゾーンは「洗う」より、泡を「のせる」イメージで洗う
【全肌質共通】肌の潤いを保つ洗顔のポイント
・洗顔は指のはら、手のひらを使って触れるようなイメージで洗う
・ぬるま湯(32℃が目安)を使って洗う
・タオルは「拭く」というより、「押さえる」という意識で使う
・洗顔後は3分以内に化粧水で水分を補給し、その後に乳液やクリームで油分を補うなど保湿をする

また、摩擦を避けるため、刺激の強いスクラブ系は控え、泡タイプ・ジェルタイプなど 「摩擦レス」で洗える洗顔料 を選びましょう。

チェック!【刺激の強い成分は避けよう】

摩擦だけでなく、成分にも注意が必要です。
混合肌や乾燥肌の人は、普通肌の人が使ってなんともない成分でも、刺激が強すぎることがあります。

特に下記は避けたほうが安心です。

・アルコール(エタノール)高配合の化粧品
・強い香料が入ったもの
・清涼感のある成分(メントールなど)
・「さっぱり」「爽快」などを謳い文句にしている化粧品全般

顔のいちばん外側にある角層は、平均 0.02mm。…ちょうど食品用ラップと同じくらいの薄さだといわれています。

薄い膜ですから、乱暴に扱えば、汚れが落ちるどころかバリア機能が傷つき、乾燥や皮脂トラブルを悪化させてしまうことになります。

ベタつく部分も、乾燥する部分も、あなたの大切な肌ですから、やさしく、大事に洗いましょう。



7-1-2.保湿のポイント

混合肌の保湿で押さえておきたいのは、乾燥している部分と、そうでない部分を分けて保湿することです。

<Tゾーン(皮脂過剰部分)の保湿>
皮脂の多いTゾーンは、化粧水の上に乳液を軽くのせる程度にとどめましょう。
(※乳液よりクリームのほうが油分が多いため、Tゾーンには不向きです)

<Uゾーン(乾燥部分)の保湿>
頬や口元など乾燥しやすい部分には、化粧水 → 乳液のあとに、美容液やクリームを重ねて保湿力を補強します。

チェック!【化粧水だけで終わらせないで!】

これまで解説してきたように、混合肌の根本原因は「乾燥」です。
そのため、Tゾーン・Uゾーンともに、化粧水だけでケアを終わらせるのは厳禁です。

どんなに濃密な化粧水でも、乳液やクリームなどの油分でフタをしないと蒸発してしまい、かえって乾燥を加速させることになるので注意してください。

たとえば…
お湯を張った浴槽のフタを開けっ放しにした状態を想像してください。
お湯は冷めるだけでなく、蒸発して少しずつ減ってしまいます。

肌も同じで、しっかりフタをしないと、蒸発して水分も潤いも逃げていってしまうのです。

スキンケアは、化粧水で乾いた肌に水分を与え、必ず、乳液やクリームでフタをして閉じ込めるもの。この基本を覚えておきましょう。

混合肌の保湿のポイントは、以下の通りです。

混合肌の保湿のポイント
・「べたつきやすい部分」と「乾燥する部分」を分けてケアする
※Tゾーン:油分の多いクリームは避け、軽めの乳液まで
Uゾーン:水分 → 乳液 → クリームでしっかり保湿
【全肌質共通】肌の潤いを保つ保湿のポイント
・入浴後・洗顔後は3分以内に保湿をする
・化粧水は優しくハンドプレスでなじませる
・乳液やクリームは、こすらず薄く伸ばす
・エアコンや暖房など、空調による乾燥に注意する
(風に直接あたらないことを徹底!乾燥を感じたら保湿ミストなどで対処しましょう)

混合肌では、メリハリのある保湿を意識してください。

乾燥するところはしっかり重ね、テカりやすいところは軽めにするのが基本です。



7-1-3.メイクのポイント

メイクで意識すべきポイントは、「下地を部位によって使い分けること」です。

Tゾーンには皮脂崩れ防止タイプ、乾燥しやすい頬や口元には保湿力の高い下地を選んでください。

多少手間はかかりますが、全体を同じ下地で統一すると、
・Tゾーンはテカリでファンデーションがヨレる、剥げる
・Uゾーンは粉浮き・カサつきが目立つ
と、それぞれの部位の悩みが悪化しやすくなります。

また、化粧崩れを防ぐために、ファンデーションは薄く均一にのせるのが鉄則です。

厚塗りは、テカり・乾燥のどちらのトラブルも引き起こしやすいため注意しましょう。

混合肌のメイクのポイント
・部位によって下地を使い分ける
※Tゾーン:皮脂崩れ防止系の下地
※Uゾーン:保湿系の下地
・ファンデーションは薄く均一にのせる
【全肌質共通】肌の潤いを保つメイクのポイント
・日焼け止めは、くもりの日、外出しない日に関わらず下地の前に塗る
(紫外線は日差しのないところでも降り注ぎ、乾燥・テカり両方を悪化させるため)
・メイク前は肌表面の余分な油分を軽くティッシュオフする
(混合肌の人は Tゾーンを中心に。仕上がりが均一になり、ヨレにくくなります)

肌の特徴に合わせて下地を調整するだけで、メイク崩れを気にせず、1日を心地よく過ごせるようになります。

7-2. 生活習慣を整える

混合肌を安定させるためには、毎日の生活習慣を整えることも欠かせません。

生活習慣の乱れは、ホルモンバランスや自律神経の不調につながり、乾燥や皮脂の過剰分泌を招きやすくなります。

ここでは、混合肌の方に特に気をつけてほしい生活習慣を、肌への影響を含めて一覧で整理してお伝えします。

生活習慣 肌への影響 整えるポイント
食生活を整える ・不規則な食事は、皮脂分泌を助長する
・ダイエット、偏食は乾燥を悪化させる
・栄養バランスの取れた食事を心がける
・朝食を抜かない
・暴飲暴食を避ける
良質な睡眠 ・睡眠不足は、肌の回復を遅らせる
・ホルモンバランスが崩れることで、皮脂バランスが乱れる
・6〜7時間の睡眠を毎日確保する
・寝る2時間前から電子機器の利用を控える
・寝る3時間前までに食事を済ませる
・夜のカフェイン摂取はなるべく控える
ストレスを溜めない ・自律神経が乱れて、皮脂分泌が加速する
・肌のターンオーバー※が乱れ、潤いを保てなくなる
・深呼吸(腹式呼吸)・散歩などリセット習慣をつくる

※肌のターンオーバー:肌の生まれ変わりの周期

<食生活に関する補足>
外食中心の食生活や、朝食抜きなどの不規則な食事が続くと、肌に必要なビタミンやタンパク質が不足し、栄養不足で潤いが失われてしまいます。

また、油分と糖質の両方が多く含まれる揚げ物、ケーキなどは、皮脂分泌をさらに増やして、毛穴づまりやニキビを悪化させる可能性があります。

肌のことを考えて、摂取は控えめを心がけましょう。

<良質の睡眠に関する補足>
電子機器(スマートフォン、パソコン)は、ブルーライトで睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑え、脳を覚醒させるため、寝つきが悪くなり睡眠の質を低下させます。
寝る2時間前からは利用を控えましょう。

また、食事を就寝3時間前までに済ませるのは、胃腸への負担を減らして睡眠の質を保つために重要です。

さらに、カフェインはアデノシンという眠気を誘う物質の働きをブロックする働きがあるため、就寝前は控えましょう(4時間前までが目安)。

<ストレス管理に関する補足>
腹式呼吸には、自律神経を整えて、ストレスを軽減させる効果があります。

方法:お腹に手を当て、鼻から息を吸い込み、ゆっくり口から息を吐き出します。息を完全に吐き切ったら、再び鼻から吸い込みます。これを5〜10分ほど繰り返しましょう。

また、人によっては、趣味の場を見つけたり、日記に思いを書き出したりすることがストレス解消につながることがあります。

簡単ではありませんが、自分に合ったストレス発散方法を見つけて、心と肌の健やかさを育てていきましょう。

8.混合肌の悩みを早めに解消したいなら美容クリニックがおすすめ

「乾燥とベタつきの両方つらい。メイクが剥げたり、粉ふいたり、時々自分の肌がいやになる…」
「部位ごとに違うケアとか面倒すぎる。いくら良くても続けるのがきつい〜」

そんな悩みを抱えているなら、美容クリニックの力を借りてみるのもひとつの方法です。

美容クリニックでは、混合肌の最大の悩みである、部位ごとの水分と油分のバランスを1度に整えるご提案が可能です。

たとえば、美容クリニックでご提案する混合肌の方向けの施術には、次のようなものがあります。

施術 内容・効果 価格目安(1回 )
プラピール 古い角質を優しく取り除き、美容成分もしっかり肌に届ける“皮むけしない”ピーリング。
→ 透明感・うるおい・ハリUP
16,500円
ケアシス-S 電気の力で美容成分を真皮層まで浸透させる施術。

スキンケアでは届かない深部の乾燥やハリ不足にアプローチ
7,800円
ハイドラフェイシャル 毛穴洗浄・ピーリング・吸引・美容液導入が同時に行える人気治療。

毛穴汚れ・黒ずみ・角栓を一掃しつつ、しっとり肌へ
15,000円
ポテンツァ 針で肌表面に微細な穴を開けた後、真皮層へ薬剤をしっかりと浸透させる美肌治療。

コラーゲンやエラスチンの生成を促し、毛穴・ハリ不足・肌の凹凸などを改善
63,000円

※価格は目安であり、施術の種類や方法、回数、薬剤の量、クリニックによって大きく変動します。

・プラピールは水分を与えつつ、不要な油分を抑える
混合肌は、皮脂が多い部分と乾燥しやすい部分が同時に存在するため、「落としすぎ」「与えなさすぎ」のどちらにも傾きやすい肌状態です。

プラピールは、LHAやPHAといった刺激の少ない成分を用いて、皮脂が溜まりやすい部分の角質や皮脂膜(毛穴の蓋)を柔らかく整えながら除去します。
その上で、プラチナ成分などの保護・保湿成分を同時に届けることで、乾燥しやすい部分の潤いも守り、肌全体のバランスを整えていきます。

・ケアシス-Sは、インナードライを解消して余分な「皮脂を出させない」
混合肌の多くは、肌の内側が乾燥している「インナードライ」の状態にあります。
そのため、乾燥を補おうとして、皮脂が必要以上に分泌されてしまうことがあります。

ケアシス-Sは、電気の力を利用して保湿成分を肌の奥までやさしく届け、内側から潤いを満たすことで、過剰な皮脂分泌を徐々に落ち着かせていく施術です。

・ハイドラフェイシャルは、毛穴に詰まった汚れを一掃する
混合肌では、皮脂の多い部分を中心に、角栓や黒ずみが目立ちやすくなります。
こうした毛穴汚れは、日々の洗顔やセルフケアだけでは取り除きにくく、無理に落とそうとすると肌の負担になることもあります。

ハイドラフェイシャルは、水流を使って毛穴の奥にたまった角栓(皮脂とたんぱく質の塊)を吸引し、汚れを取り除きます。
同時に美容液を導入することで、潤いを守りながら毛穴ケアを行います。

・ポテンツァは、ばらつきのある肌質を「均一で健康な肌」に近づける
ポテンツァは、極細の針先から高周波(RF)を照射し、皮脂腺にアプローチしながら、肌本来の修復力を引き出す施術です。
コラーゲン生成を促し、肌の厚みや保水力を底上げすることで、乾燥と皮脂の偏りがある混合肌を、より均一で安定した肌状態へと導きます。

このように、クリニックの施術では、部位ごとの水分と油分のバランスを整えることで、ケアが煩雑な混合肌の悩みを解消し、均一でなめらかな肌を目指すことができるのです。

ただし、施術で、体質や生活習慣まで一度に変えられるわけではありません。

良い状態を長期的に保つためには、普段のスキンケアや生活習慣の見直しも一緒に続けていくことが大切です。

そのため、美容クリニックでの施術は以下のような方におすすめといえるでしょう。

美容クリニックはこんな方におすすめ!
・混合肌の気になる症状を、お金をかけてでも一旦落ち着かせたい人
・(結婚式やイベントなどで)いますぐに肌の見た目を整えたい人
・日毎のケアや根本改善に向け、自分の肌に自信をつけてモチベーションを高めたい人

日々のケアに疲れたとき、鏡を見るのが嫌になってしまったとき、自分の肌を今より好きになるための手段として、美容クリニックを取り入れてみるのも一案です。

リゼクリニックの混合肌治療

リゼクリニックで受けられる、混合肌の治療についてご紹介します。まずはお気軽にご相談ください。

プラピール

プラピール

刺激の少ない成分で⾓質を除去し、⽪脂トラブルの出にくい肌環境を作ります。同時に美容成分を補給することで、乾燥を防ぎながら肌全体の⽔分・油分バランスをコントロールします。

ケアシス-S(イオン導入)

ケアシス-S(イオン導入)

電気の⼒で美容成分を肌深部まで届け、インナードライによる過剰な⽪脂分泌を抑えます。 内側から潤いで満たすことで、ベタつきと乾燥が混在する肌バランスを健やかに整えます。

ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャル

⽑⽳汚れを⽔流で洗浄し、混合肌特有の黒ずみや⾓栓を解消します。潤い補給と⽑⽳洗浄を同時に⾏い、乾燥を防ぎながらトラブルの出にくい滑らかな肌へ導きます。

ポテンツァ

ポテンツァ

ラジオ波(RF)が肌の修復⼒に働きかけ、コラーゲン⽣成を促して肌の保⽔⼒を底上げします。乾燥と⽪脂の偏りを整えることで、混合肌をムラのない均⼀で安定した肌状態へと導きます。

無料カウンセリング予約

※一部の院で取り扱いが無い場合がございますので、
取り扱い院一覧をご確認ください。

9.まとめ

「混合肌」とは、Tゾーンはベタつきやすく、Uゾーンはカサつくなど、顔の部位によって乾燥する部分と、皮脂の多い部分が混在する肌質です。

改善のためには、部位ごとの水分・油分バランスを整えることが重要になります。

具体的な対処法として、以下が挙げられます。

  • ・部位ごとにスキンケアを調整する(洗顔、保湿、メイク)
  • ・食生活を整える
  • ・良質な睡眠
  • ・ストレスを溜めない

わかってはいても、なかなか実施できていないこともあるため、しっかり見直していきましょう。

この記事が、あなたがご自身の肌と向き合い、より良い状態を目指すきっかけになれば嬉しいです。