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乾燥肌の状態とは?9つの原因と最短ルートで改善を目指す2つの方法

2026月1月16日

ドクター写真
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監修者:赤岩 優妃

リゼクリニック リード ドクター

略歴・所属学会


■略歴
東京女子医科大学医学部医学科卒業後、名古屋市立大学病院附属西部医療センター勤務。JA愛知厚生連足助病院、名古屋市立大学病院勤務を経て、湘南美容クリニック(SBC)に入職。「湘南美容クリニック名古屋駅本院」に立ち上げ時から所属し、美容外科医として歴任。
2023年7月に「SBCグループ」傘下にリゼクリニックが参画後、その翌年8月1日より「湘南美容クリニック新宿本院」に所属異動、並びに「リゼクリニック」のリードドクターとして兼任、現在に至る。

■所属学会
日本美容外科学会会員・日本医師会認定産業医・ジュビダームビスタ認定医・厚生労働省指定オンライン診療研修修了医・アメリカ心臓協会ACLSプロバイダー

「朝起きた瞬間から顔がつっぱる。肌に何を塗ってもすぐ乾く…これは乾燥肌ってこと?」
「頬がカサついてて、化粧ノリも悪くてツラい…。乾燥肌だから仕方ないの?」

急にお肌の乾燥が気になるようになったら、「もしかして、これが乾燥肌?」と不安になってしまいますよね。

乾燥肌とは、その名の通り、水分や皮脂が不足し、潤いを保てなくなった肌質のことです。
肌のバリア機能が低下した状態で、カサつきや粉吹き、かゆみなどの症状が現れます。

一般に、肌質は水分と皮脂のバランスによって4タイプに分けられ、乾燥肌のほかに脂性肌・混合肌・普通肌があります。

たとえば「乾燥しているのは頬だけで、額や鼻周辺はベタついている」という場合は、乾燥肌ではなく、「混合肌」である可能性が高いです。

ただ、乾燥肌の場合でも、混合肌の場合でも、「いつもより入念に化粧水をつけているのに浸透している実感がない」であったり、改善の兆しがみられない場合は、誤ったスキンケアをしている可能性が高いです。

そこで、この記事では、乾燥肌とはどんな状態の肌なのか、なぜなってしまうのかといった基本的なところから、自分の肌質を正しく判断して適切なケアを行う方法までを解説していきます。

この記事を読めばわかること
・乾燥肌と他の肌質との違い
・乾燥肌になってしまう原因
・肌の悩みを最短で解消する対処法
・肌質を根本的に改善する方法

最後まで読んでいただければ、肌質についての理解が深まり、今日から実践できる対処法のイメージがつかめるでしょう。

自分に合ったケアを取り入れて、潤いのある美しい肌を目指していきましょう。

1.乾燥肌とは

乾燥肌とは、肌の水分や皮脂が不足し、潤いを保てなくなった状態のことを指し、「ドライスキン」とも呼ばれます。

肌のバリア機能が低下した状態で、全身にカサつき、粉吹き、かゆみなどの症状が現れます。

特に乾燥しやすいのは、以下のような部位です。

・体(皮脂の分泌が少ない部位):膝、ひじ、すね、足の裏、手の甲 など
・顔(皮膚の薄い部位):頬や目、口のまわり など

【バリア機能とは】
バリア機能とは、皮膚の最も外側にある角質層が、外的刺激から肌を守り、体内の水分蒸発を防ぐ働きのことです。

4章5章で解説するような原因によって、角質層が傷ついたり薄くなったりすると、バリア機能が低下します。 バリア機能が低下すると、肌は潤いを保ちにくくなり、外的刺激の影響を受けやすい状態になります。
その結果、肌内部の水分が失われやすくなり、乾燥肌になってしまうのです。

※バリア機能が低下して潤いが保てなくなったときの肌の反応は、人によって異なります。
一概にはいえませんが、体質や皮脂量の違いによって、
・水分も皮脂も十分に補えない場合は「乾燥肌」
・皮脂分泌を増やして補おうとする場合は「混合肌」
へと傾くケースが多くみられます。
乾燥肌を放置していると、本来なら気にならない衣類の摩擦、紫外線、ほこりなどの外的刺激でも、かゆみや湿疹などの肌トラブルが起きやすくなる「敏感肌」の状態になってしまうほか、肌の柔軟性や弾力が低下して、乾燥小じわが目立ちやすくなります。

さらに、バリア機能が低下した状態が続くと、外的刺激が肌内部へ侵入しやすくなり、将来的にシミやくすみなどが生じる可能性が高いです。

そのため、乾燥肌対策で最も重要なのは、肌のバリア機能を守り、育てることにあるといえます。

具体的な乾燥肌の原因や改善方法については、記事後半の4.外的要因による乾燥肌の原因5つと対策一覧以降で詳しく解説します。

まずは、あなたの肌が乾燥肌かどうかを確認するために、次章のチェックリストから始めてください。

その他の肌タイプ・状態についても詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
【医師監修】混合肌とは|他の肌質との違いと改善方法を徹底解説
脂性肌とは?混合肌との違いとNG習慣7つを医師が徹底解説
敏感肌とは外部刺激を受けやすい肌状態のこと!5つの要因と改善方法

2.自分が乾燥肌かどうかを判断する|14項目のチェックリスト

乾燥肌の特徴がわかったとはいえ、肌の状態は季節やその日のコンディションなどによって見え方が変わってきます。

そこで今の自分の肌質を、正しく判断するためのチェックリストをご用意しました。

ぜひ、A〜Cの14項目を確認してみてください。(※判定結果はリスト下に記載します)

A欄(8項目)
▢ 季節を問わず、肌がカサカサしている
▢ 肌の一部、または全体に白い粉を吹くことがある
▢ カサついている箇所が、かゆくなることがある
▢ 頬や口まわり、目元が特に乾燥しやすい
▢ 膝、ひじ、すね、足の裏、手の甲がガサガサしている
▢ 洗顔や入浴の後、すぐ保湿しないと肌が突っ張る
▢ スキンケアをしても潤った感じがしない、すぐ乾く
▢ メイクのノリがわるい
B欄(3項目)
▢ 頬は乾燥しているのに、Tゾーン(※)はテカりやすい
▢ Tゾーン中心にブツブツができる
▢ 小鼻まわりの毛穴が目立つ
※Tゾーン:額、鼻、顎先を結んだT字型の部分
C欄(3項目)
▢ 合わない化粧品が多く、しみたりする
▢ ちょっとした刺激(マスク・衣類・汗)で、赤みやかゆみが出る
▢ 季節の変わり目や体調で、急に湿疹・ざらつきが現れる

チェック結果に基づく判定は以下の通りです。

A欄の項目に3つ以上チェックが入った

→ 乾燥肌の可能性が高いです。

次章以降で、乾燥肌の原因や対策を確認していきましょう。

A欄の項目1つ以上に加え、B欄に2つ以上チェックが入った

→ 乾燥肌ではなく、「混合肌」の可能性が高いです。

下記の記事で混合肌の原因や対策を確認しましょう。
【医師監修】混合肌とは|他の肌質との違いと改善方法を徹底解説

A欄の項目1つ以上に加え、C欄に2つ以上チェックが入った

→ 肌状態として「乾燥肌+敏感肌」である可能性が高いです。

本記事と合わせて、下記の記事も参考にしてください。
敏感肌とは外部刺激を受けやすい肌状態のこと!5つの要因と改善方法



肌悩みを改善するには、自分の肌タイプを正しく見極め、それに合った対策を講じることが大切です。

次章からは、乾燥肌を改善する対策についてわかりやすく解説していきますので、乾燥肌と判断された方は、読み進めて、自身の肌と向き合っていきましょう。

3.乾燥肌の改善は原因の数だけ対策が必要

乾燥肌の根本原因は肌のバリア機能の低下ですが、その「バリア機能が低下した原因」は、人それぞれです。

原因によって改善策が異なるため、単純に保湿するだけでは十分な改善はできません。

バリア機能低下につながる原因には、以下のようなものがあります。

・間違ったスキンケアや化粧品選び
・紫外線やエアコンなどの外的刺激
・食生活の乱れ
・睡眠不足やストレス
・加齢によるホルモンバランスの変化

たとえば、間違ったスキンケアが原因の場合、先述のように、保湿を過剰に行うと逆に肌に負担をかけ、悪化することもあります。

また食生活や睡眠不足など内的要因がある場合も、保湿だけでは根本的な改善にはつながりません。

つまり、乾燥肌を改善するには、まず自分の肌悩みを引き起こした原因を正しく把握し、それに合った対策を講じることが重要なのです。

次章からは、外的要因と内的要因に分けて、原因と各々の対策をみていきます。

4.外的要因による乾燥肌の原因5つ

外的要因による乾燥肌の原因は、主に以下の5つです。

意外に行ってしまいがちなNG習慣も含め、思い当たることがないかチェックしてください。

外的要因による乾燥肌の原因5つ
原因 NG習慣
1.間違ったスキンケア ・こするように洗う
・熱いお湯で洗う
・タオルでゴシゴシ拭く
・洗顔後すぐ保湿しない
2.間違った化粧品選び ・刺激の強い成分(アルコール、香料入)の化粧品を使用
3.紫外線ダメージ ・無防備に紫外線に当たる
・夏以外は日焼け止めを塗らない
4.エアコンによる室内の乾燥 ・加湿に配慮せず長時間室内で過ごす
5.衣類やマスクの摩擦 ・刺激を感じながら衣類やマスクを着用

それぞれ詳しく解説します。

原因1:間違ったスキンケア

間違った洗顔やスキンケアは、乾燥肌の大きな原因になります。

刺激によって角層にダメージを与え、バリア機能を低下させてしまうからです。

「スキンケアは気をつけているつもり…」という方も、実は以下のような間違ったスキンケアをしているかもしれません。

こんなNG習慣続けていませんか?
▢ こするように洗う・拭く
ぬるっと感がなくなるまで洗わなければ気がすまない!とにかくスッキリしたい!
と、以下のようなことを行っていないでしょうか?

・指先で肌をこするように洗う
・スクラブ洗顔をする
・タオルでゴシゴシ(こする感じ)と拭く

肌を強くこすったり、皮膚を磨くような目的のスクラブ洗顔で、薄い角層はアッという間に傷ついてしまいます。

▢ 熱いお湯(冷水)で洗う
汚れ落ちが早いからと、熱いお湯で洗っていませんか?

熱いお湯は、必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌を乾燥させます。
ただし、冷たい水もおすすめしません。
急激な温度変化で肌の乾燥を助長する可能性が高いです。

▢ 洗顔後保湿しない
面倒だからと、つい保湿を後回しにしていませんか?

乾燥肌の人は、洗顔後にすぐ保湿しないと水分が急速に蒸発して乾燥が悪化します。
洗顔後は特に肌のバリア機能が通常以上に低下していることを念頭において、3分以内にスキンケアを行いましょう。

顔の皮膚の最表面の角層は、平均的な厚さが僅か0.02 mm(※)というのをご存知でしょうか。
0.02mmといえば、ちょうど食品用ラップと同じくらいの薄さです。

ラップ1枚で、紫外線やほこり、摩擦など、ありとあらゆる刺激から肌を守っているとイメージしてください。

その薄い膜をゴシゴシこすったり、熱いお湯や強い洗浄力のクレンジングで洗ってしまったら、たちまちヨレたり、痛んでしまうのがわかっていただけるかと思います。

「間違ったスキンケア」→こう対策する!
・洗顔は指のはら、手のひらを使って触れるようなイメージで洗う
・ぬるま湯(32℃が目安)を使って洗う
・タオルは「拭く」というより、「押さえる」という意識で使う
・洗顔後は3分以内に化粧水で水分を補給し、その後に乳液やクリームで油分を補うなど保湿をする

ラップのように薄い「盾」を守る意識で、やさしいケアを心がけましょう。
乾燥肌の方に実践して欲しい正しいスキンケア方法は、6-1.朝・日中・夜のスキンケア方法を徹底的に見直すで、さらに詳しく解説しています。

※出典:National Library of Medicine|6.正常な皮膚の生理学

原因2:間違った化粧品選び

間違った化粧品選びも、乾燥肌の原因の1つです。

肌質に合わない化粧品を使用することで角層がダメージを受け、バリア機能が低下してしまいます。

こんなNG習慣続けていませんか?
▢ 合わないと思いながら、同じ化粧品を使い続ける
せっかく購入したから、良いレビューがあるからと、肌に合わない化粧品を使い続けていないでしょうか?

高価で人気の高い化粧品だからといって、万人の肌に良いとは限りません。
つっぱりや、カサつきは肌からの赤信号!
違和感を感じながら、「良いはず」と使い続けるのはやめましょう。

▢ 刺激の強い成分の化粧品を選ぶ
乾燥肌傾向の人は、普通肌の人が使ってなんともない成分でも、刺激が強すぎることがあります。

特に下記は避けたほうが安心です。

・アルコール(エタノール)高配合の化粧品
・強い香料が入ったもの
・清涼感のある成分(メントールなど)
・「さっぱり」「爽快」などを謳い文句にしている化粧品全般

化粧品を選ぶ際は、低刺激であること、保湿成分が配合されているかどうかを基準にして選びましょう。

「間違った化粧品選び」→こう対策する!
・どんな良い(はず)の化粧品でも、合わないと感じたらすぐ使用を中止する
・肌のバリア機能を補う保湿成分が入った、低刺激タイプを選ぶ
※おすすめしたいバリア機能を補う成分(例)
セラミド:外的刺激から肌を守り、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐ
ヒアルロン酸:水分を肌に入れるだけでなく、肌の隙間を満たして潤いを保つ
コラーゲン:肌のバリア機能をサポートし、水分を蓄えて弾力を与える

「さっぱり」「爽快感」といった言葉に惑わされたときは、あなたの肌に必要な水分や油分まで奪われてしまう可能性を1番に考慮するようにしましょう。

原因3:紫外線ダメージ

原因の3つめは、紫外線ダメージです。

紫外線を浴びると、肌表面のバリア機能が弱まり、肌内部に蓄えられていた水分が蒸発して乾燥を進行させてしまいます。

こんなNG習慣続けていませんか?
▢ 曇りの日は焼け止めを塗らない
曇りの日だから、紫外線は関係ない!なんて思っていないでしょうか。

それは大きな勘違い。曇りの日でも、晴れの日の約60%〜80%もの紫外線が地上に届くといわれています。
▢ 日焼け止めは塗り直さない
「朝しっかり塗ったから大丈夫!」…では残念ながら不十分です。

日焼け止めは、汗や皮脂の影響で、 2〜3時間ほどで効果が低下してしまいます。

▢ 日焼け止めを塗る以外の紫外線対策はしない
日焼け止めを塗りさえすれば、紫外線をシャットアウトできていると思っていないでしょうか?

残念ながら日焼け止めだけでは、紫外線を100%防ぐことはできません。

曇りの日でも、もっといえば、窓のある室内にいる場合も、紫外線対策は必要です。

外出時には、保湿力のある日焼け止めに加え、帽子・日傘・サングラスなどを組み合わせた「重ねる」対策を行ってください。

「紫外線ダメージ」→こう対策する!
・曇りの日、外出しない日も、習慣として日焼け止めを塗る
・日焼け止めは数時間おきに塗り直す
※メイクの上から使えるスプレータイプが便利!
・外出時は帽子・日傘・サングラスなどを着用、日差しの強い日は2つ以上を併用する

紫外線による乾燥は、高じるとシミやシワの原因にもなります。
手遅れにならないように、徹底した対策を行っていきましょう。

原因4:エアコンによる室内の乾燥

エアコンは、お肌にとっては大敵です。

暖房・冷房どちらも室内の湿度を大きく下げ、角層の水分が奪われて乾燥が加速してしまいます。

とはいえ、現代の生活でエアコンを使わずに過ごすのは現実的ではありませんよね。

だからこそ、もっとも避けたいのは「湿度のケアをせずに、エアコンを使い続けてしまうこと」だといえます。

こんなNG習慣続けていませんか?
▢ 湿度を補うことに考慮せず、長時間エアコンの部屋で過ごす
暑いよりはいい、寒いよりはマシ、こんな考えで湿度を気にせず、エアコンを使い続けていないでしょうか?

乾燥した部屋では、肌だけでなく、髪のパサつきやフケ、ドライアイが引き起こされます。

▢ エアコンの風を直接顔にあてる
暑がり(寒がり)のため、または、座り位置のため、エアコンの風をもろに顔にあてたりしていないでしょうか?

これは 自ら肌を砂漠化させる行為です。
角層から水分が一気に奪われ、肌荒れが加速します。

エアコンの部屋で加湿器を使わず長時間過ごすと、鼻や喉の粘膜も乾燥して、防御機能が低下します。
その結果、風邪など感染症にもかかりやすくなることが知られています。体調面でもお肌の乾燥悪化阻止のためにも、エアコン使用時は必ず保湿を心がけましょう。

「エアコンによる室内の乾燥」→こう対策する!
・加湿器を使用する
※湿度目安
春夏:50〜60%程度
秋冬は:40〜50%程度
・加湿器のない場合は、代替対策をとる
※代替対策
●水で濡らして軽く絞ったタオルを、ハンガー等にかけて部屋に吊るす
●コップに水を入れて置く
●カーテンに軽く霧吹きをする
・エアコンの風が直接顔にあたらないようにする
※具体的な対策
●リモコンで風向調整
●風よけカバーの設置
●サーキュレーターを併用して空気を循環
●やむを得ないときは座る位置を変える

乾燥肌の人は、湿度対策を行うのと同時に、保湿ミストなどで、こまめに顔に潤いを補給すると良いでしょう。

原因5:衣類やマスクの摩擦

顔に触れる衣類やマスクによる摩擦も、乾燥肌の原因になります。

繊維のムレやこすれが弱った肌に刺激を与え、バリア機能を低下させてしまうためです。
デリケートな肌は、わずかな摩擦にも反応して赤みやかゆみ、ヒリつき等を招きます。

こんなNG習慣続けていませんか?
▢ チクチクするニットやマフラー、帽子などを着用している
お気に入りだから、暖かいからと、チクチクする衣類を身に着けていないでしょうか?

摩擦や繊維刺激が、赤みや炎症の原因になってしまいます。

▢ ムレや刺激が気になるマスクを使い続ける
「たくさん買ったから」と肌に合わないマスクを無理に使い続けていませんか?

摩擦だけでなく、ムレによる雑菌の繁殖が肌荒れを助長します。
また、同じマスクを複数回使うのは衛生面でもNGなので注意しましょう。

一概には言えませんが、化学繊維は摩擦を生じやすく、肌に刺激を与える可能性が高いです。

特に肌に直接触れるインナーや衣類の首周りは、シルクやコットンなど、肌に優しい素材を選びましょう。

「衣類やマスクの摩擦」→こう対策する!
・衣類はできるだけ化学繊維を避け、摩擦の生じにくいものを選ぶ
・マスクはつけた際に刺激を感じないものに変更する
※追加の対策
●なるべく肌に触れないように着用
●肌とマスクの間にガーゼを挟む
●着用前に保湿クリームを塗る

繊維の摩擦という点では、寝具の見直しも大切です。

肌がデリケートな時期は、布団やシーツ、枕カバーを肌触りのよい素材に替えるだけでも、摩擦負担を大きく減らすことができます。

できる所から摩擦を減らし、肌を守る環境を整えていきましょう。

5.内的要因による乾燥肌の原因4つ

乾燥肌は、体の内側の要因から引き起こされることも少なくありません。

内的要因による乾燥肌の原因は、主に4つ考えられます。

内的要因による乾燥肌の原因4つ
原因 NG習慣
1.栄養バランスの乱れ ・食生活の偏り
・暴飲暴食
・極端なダイエット
2.睡眠不足やストレス ・就寝時間が不規則
・寝る直前まで電子機器を使用
・ストレスをためこむ
3.ホルモンバランスの乱れ ・食生活の乱れ
・体を冷やす
・寝不足
・疲労やストレスの放置
4.遺伝や体質

NG習慣も含め、思い当たることがないか確認してみましょう。

5-1.栄養バランスの乱れ

肌の乾燥の大敵なのが、栄養バランスの乱れです。

肌のバリア機能を作るための栄養が不足すると、皮脂や水分を保持する力が弱まり、乾燥が進んでしまいます。

こんなNG習慣続けていませんか?
▢ 忙しくて、外食が多い
▢ 週に1度くらいは暴飲暴食をしてしまう
▢ 夜寝る前に間食の習慣がある
▢ ダイエットを繰り返している
▢ ファストフードや揚げ物を多く摂っている
▢ 甘いもの、甘いジュースが好きでやめられない
▢ アルコールの摂取量が多い

外食中心の食生活が続くと、肌に必要なビタミンやタンパク質が不足し、栄養不足で潤いが失われてしまいます。

特に糖分や油分の摂りすぎは、肌を酸化させてバリア機能の低下を加速させます。

さらに、ダイエットの繰り返しは、皮脂の材料となる良質な脂質やビタミンを枯渇させるのでおすすめできません。

また、アルコールには利尿作用があるため、水分が体外へ排出されやすくなり、肌の乾燥が進みます。
肌のことを考えるなら、過度な飲酒は控えましょう。

「栄養バランスの乱れ」→こう対策する!
・バランスの良い食事を心がける
・朝食を抜かない
・朝昼晩の食事は基本的に同じ時間に摂る
・外食に頼らない
・糖類、油物、アルコールの摂取は控えめにする

詳しい対処方法は、7-1.肌に良い栄養素を積極的に摂るで解説しています。

5-2.睡眠不足やストレス

睡眠不足やストレスも、乾燥肌の大きな原因になります。

肌の生まれ変わりの周期(ターンオーバー)が乱れ、バリア機能の回復が追いつかなくなり、潤いを保てなくなるからです。

こんなNG習慣続けていませんか?
▢ 平日は慢性的に寝不足
▢ 徹夜してしまうことがある
▢ 睡眠時間は確保しているが、就寝時間が毎日バラバラ
▢ 寝る直前までスマホやPCを使用している
▢ 仕事や家庭でストレスを抱えている
▢ 悩みごとをひとりで抱え込みがち

良質な睡眠のためには、生活リズムを安定させることが何より大切です。
「寝溜め」で回復しようとしても、体内時計が乱れるだけで、肌の回復にはつながりません。

また、PCやスマートフォンから発せられるブルーライトは脳を覚醒させ、睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を妨げるため、寝る前の利用は控えましょう。
※メラトニン:睡眠リズムを整え、質の良い眠りを助けるホルモン

さらに、ストレスは、皮脂分泌や血行を悪化させ、肌の乾燥を促進します。
完璧を求めすぎず、上手に発散して、何事もひとりで抱え込まないことが大切です。

「睡眠不足やストレス」→こう対策する!
・なるべく同じ時間に寝る習慣をつける
・寝る2時間前から電子機器の利用を控える
・ストレスを抱え込まない(※)

良質な睡眠をとるための方法については、7-2.良質の睡眠のための環境を整えるで詳しく解説します。

5-3.加齢によるホルモンバランスの変化

年齢を重ねて、最近乾燥しやすくなったと思われていないでしょうか。

これは、加齢によって女性ホルモンが減少するのに伴い皮脂量が低下するため、以前より肌に水分を閉じ込めておく力が弱まってしまうのが原因です。

こんなNG習慣続けていませんか?
▢ 食欲がなく、好きなものばかり食べてしまう
▢ 脚が冷える露出の多い服装が多い
▢ お風呂はついシャワーで済ませがち
▢ 疲れやストレスを感じても放置してしまう

ホルモンバランスが乱れると、胃腸の働きも低下しがちです。

その状態で偏った食事を続けてしまうと、肌づくりに必要な栄養が足りず、乾燥がさらに進んでしまいます。

また、冷えやストレスは女性ホルモンを乱す大きな要因です。
特に下半身が冷えていたり、毎日シャワーだけで済ませていると、血行が悪くなり、肌に栄養や酸素が行き渡らなくなります。

さらに、疲労やストレスを放置すると、心身の負担が増え、肌の回復力までも低下してしまいます。

「加齢によるホルモンバランスの変化」→こう対策する!
・バランスの良い食事を心がける
・体(特に下半身)を冷やさない
※洋服に響かない腹巻や、レッグウォーマーがおすすめ
・お風呂はできる限りお湯に浸かる
・睡眠時間を削らず、疲労を蓄積させないようにする

7.根本的に改善を目指す!体の内側から整える乾燥肌対策3つで解説する、栄養バランスを意識した食事や、良質な睡眠なども意識して、ホルモンバランスを安定化させましょう。

5-4.遺伝や体質

4つ目の原因として、遺伝や体質が挙げられます。

皮脂分泌量や肌内部の水分を抱え込む力には個人差があり、もともとその機能が弱い方は、どうしても乾燥しやすい傾向があります。

心当たりがありませんか?
▢ 家族(両親、兄弟)に乾燥肌、またはアトピー性皮膚炎になった人がいる
▢ 幼少期〜小学生の頃、冬になると肌が粉をふいたり、痒くなったりすることがあった
▢ 幼少期から、すねや背中、腕などが常に乾燥しやすい
▢ メイクをしていない時代から、鼻や頬の毛穴がほとんど目立たない肌質だった

このケースは、ケアの頑張りが足りないわけでも、悪い生活習慣のせいでもありません。

ただ、体質的に肌が弱い分、ここまでお伝えした、外的刺激を減らす工夫や生活習慣の見直しがとても大切です。

体質であっても、肌を守る行動を積み重ねることによって、乾燥しにくい状態へと整えていくことが期待できます。

肌の性質と上手に付き合いながら、改善を目指していきましょう。

「遺伝や体質」→こう対策する!
・外部刺激(紫外線、摩擦、エアコンの風など)を極力避ける
・肌質に合った保湿、スキンケアでバリア機能を整える

乾燥肌の改善を早めるスキンケアについては次章で詳しく解説します。

6.即効性の高い乾燥肌の対処法2つ

ここまでで、乾燥肌の原因や基本的な対処法について、理解を深めていただけたのではないでしょうか。

ただ、対処したからといってすぐ乾燥がおさまるわけではないため、
「今のカサつきやつっぱりを、とにかく早くなんとかしたい…!」
そう感じている方も多いはずです。

そこで6章では、今日からすぐできる即効性のある対処法として、スキンケア方法の見直しと、お金をかけてもいい!という方向けに、美容クリニックの利用をご提案します。

即効性の高い乾燥肌の対処法
・朝昼夜のスキンケアを徹底的に見直す
・【最短ルートで美肌を目指すなら】美容クリニックを利用する

「スキンケアくらいで?」「もうやってるし…」と思うところがあるかもしれませんが、忙しい日々の中、意外に実行に移せていないケースが多いものです。
ぜひこの機会に見直してください。

今のつらい状態を一刻も早く打開するために、ここから実践していきましょう。

6-1.朝・日中・夜のスキンケア方法を徹底的に見直す

ここでは、乾燥肌に最適なスキンケア方法を、朝・日中・夜に分け、実践する際のポイントと合わせてお伝えしていきます。

乾燥肌の状態は、ご自身が思っている以上に繊細な状態です。とにかく丁寧に、刺激を与えないケアを徹底しましょう。



6-1-1.朝に行うスキンケア

乾燥肌の人の朝のスキンケアは、「日中の乾燥ダメージを受けにくい肌の土台をつくること」が重要です。

このまま実践できるよう、5つのステップで解説します。

ステップ1|32℃程度のぬるま湯で短時間顔を洗う
まず、ぬるま湯だけで、夜の間の余分な汗・皮脂・ホコリを落とします。

<補足>
✕熱いお湯:必要な皮脂まで流れてしまう
✕冷たい水:汚れが落ちにくく、毛穴が閉じてケアの浸透を妨げる

<ポイント>
・短時間(30秒程度)で、必要な皮脂を流さないように
・こすらない、指先は触れる程度
・ここではタオルで拭かない(汚れを浮かせる目的のため)
ステップ2|洗浄力が強すぎない洗顔料で顔を洗う
泡タイプ、ジェルタイプなど「摩擦レス」で洗える洗顔料で洗ってください。

<補足>
おすすめの洗顔料
・弱酸性
・アミノ酸系など低刺激洗浄
・保湿成分(セラミド、ヒアルロン酸など)配合

<ポイント>
・Tゾーンから洗い始め、乾燥しやすいUゾーンは泡をのせる程度に
・全体に肌をこすらず、泡を転がすイメージ
・中指だとどうしても力が入ってしまう場合は、力の入りにくい薬指と小指を使う
・すすぎはぬるま湯で洗顔料がなくなるまで、やさしく流す
・タオルで、こすらず、押さえるように水分を拭き取る
ステップ3|化粧水は手のひらで2〜3回に分けてなじませる
1度に量をつけると、浸透前に蒸発してしまうため2〜3回に分けて塗布します。

<補足>
化粧水は、以下を指標に選ぶ
・ヒアルロン酸、セラミドなどの高保湿成分配合
・低刺激(アルコールフリーなど)

<ポイント>
・洗顔後3分以内を目安に化粧水をつける
・手のひらで顔を包み込むように、やさしく押し込む(吸い付く感じが出るまで)
・摩擦防止のためコットンより手の平がおすすめ
※化粧水でお手入れを終わらせている人はここをチェック!
ステップ4|保湿クリームでしっかりフタをする
化粧水で与えた水分が蒸発しないように、乳液やクリームの油分で閉じ込める(※1)

<補足>
スキンケアの基本ステップは3通り
1.化粧水→乳液→クリーム
2.化粧水→クリーム
3.化粧水→乳液

乾燥肌の人は1が◎、2は◯、3は△
(乳液よりクリームの方が油分が多いため)

<ポイント>
・清潔な手で適量を取り、手のひらで温めてから塗る
・塗る順は、顔の中心から外側へが基本
・5点(おでこ、両頬、あご)に置いた後、全体に広げると良い
・こすらず、やさしく指の腹や手のひらを使う
※季節、天気に関係なく毎朝の習慣!
ステップ5|日焼け止めを塗る
低刺激性・無香料・無着色の日焼け止めを塗る(※2)

<補足>
選ぶポイント(生活シーン)(※3)
・日常:SPF20〜30/PA++〜+++
・外出多め:SPF40以上/PA++++

<ポイント>
・5点(おでこ、両頬、あご)に置いて広げる
・生え際、首、耳裏も忘れず塗る

(※1)どんなに濃密な化粧水でも、乳液やクリームなどの油分でフタをしないと蒸発してしまい、かえって乾燥を加速させる可能性があります。
たとえば、お湯を張った浴槽のフタを開けっぱなしにしていると、冷めるだけでなく、蒸発して量も減ってしまいます。肌も同じで、しっかりフタをしないと、潤いが逃げてしまうのです。
(※2)下地との順序で迷う人がいますが、基本的には「日焼け止め→下地」の順に塗布してください(日焼け止めが肌に密着しにくくなるため)。
また、紫外線をしっかりカットするためには、UV下地であっても、日焼け止めを別に塗ることをおすすめします。
(※3)SPF:紫外線B波を防ぐ効果の指標で、数値が高いほど効果が持続する時間が長い。
PA:紫外線A波を防ぐ効果の指標で、+の数で効果の度合いが示される。

これまでのケアと違っている点がみつかったでしょうか。

朝のケアを見直すだけで、日中の肌の潤いが違ってくる可能性が高いですよ。



6-1-2.日中に行うスキンケア

日中のスキンケアは、「外部刺激(空気乾燥・紫外線・摩擦)から肌を守る」ことが重要です。

今日から実践できるステップは3つです。

ステップ1|保湿化粧水を常備する
少しでも乾燥を感じたら(1〜3時間おきが目安)、こまめに潤いを補充しましょう。
メイクの上から吹き付けられるミストタイプが便利です。

<補足>
潤い効果が長続きするオイルインタイプがおすすめ
ステップ2|日焼け止めは最低でも4時間おきに塗り直す(※)
屋外で日光にさらされる場合は、2〜3時間おきに塗り直してください。
屋内であっても、最低4時間おきの塗り直しが推奨されます。

<補足>
塗り直しにおすすめしたい日焼け止めのタイプ
・(メイクの上から)ミスト・スプレータイプ
・(メイクの上から)パウダータイプ

<ポイント>
ティッシュやスポンジで軽く皮脂を押さえてから塗布する
ステップ3|メイク直しは保湿クリームを塗ってから行う
ファンデーションだけを重ねると、カサつき、粉吹きが目立ってしまいます。

<ポイント>
メイク直し手順
1.浮いた皮脂をティッシュで優しくオフ
2.よれた部分に保湿クリーム(ない場合は保湿ミストで代用)を塗る
3.その上に、ファンデーションやコンシーラーを少量叩き込むように塗る

(※)日焼け止めの効果は2〜3時間であるため、塗ったら終わりではなく、こまめに塗り直すことが大切です。

日中のスキンケアは、外的刺激からお肌を守る対策を徹底しましょう。



6-1-3.夜に行うスキンケア

夜は肌が栄養を溜め込む時間…乾燥肌の人のスキンケアでは、「栄養を与えて肌を修復すること」が重要です。

5つのステップで解説します。

ステップ1|ミルク、バーム、クリームタイプのクレンジングでやさしく落とす
メイクをしない日も、日焼け止めや、空気中のホコリなど、水だけでは落ちない油性の汚れがあるため、クレンジングは必須です。

ただし、オイルタイプは洗浄力が高く、乾燥を悪化させる可能性があるため避けましょう。

<補足>
おすすめのクレンジング
・ミルク、バーム、クリームタイプ
・低刺激処方
・保湿成分配合
・W洗顔不要タイプも◎
(肌への負担が少ないため)

<ポイント>
・ポイントメイクはリムーバーで先に落とす
・力は入れず、円を描くように指を滑らせる
・32℃程度のぬるま湯で短時間に洗い流す
※W洗顔不要タイプのクレンジングならこのステップは不要
ステップ2|朝と同様の方法で洗顔する
摩擦レスで短時間を心がけます。
ステップ3|3分以内に化粧水を塗る
2〜3回にわけ、手のひらで顔を包み込むようにやさしく押し込む。
※乾燥肌さんには必須の与える栄養!
ステップ4|美容液を塗る
夜のスキンケアでは「与える栄養」として美容液を加えます。
乾燥ダメージをリセットし、肌の再生を助ける成分配合の美容液を選びましょう。

<補足>
美容液に配合されていると良い主な成分
・セラミド
・スクワラン
・レチノール
・ナイアシンアミド

<ポイント>
・製品指定の適量を手のひらで温めてから塗る
・摩擦を避け、やさしく押さえるように伸ばす
・目元や口元の乾燥が気になる部分には、少量を重ね付けする
ステップ5|朝同様に「乳液+クリーム」or「クリーム」でフタをする
朝よりしっかりめに塗る。
ただし、決してこすらず、やさしく指の腹や手のひらを使う。

これに加え、スペシャルケアとして週に1〜2回、美容液の前に保湿パックを行うと、そのあとの浸透力がUPします。

6-2.【最短ルートで美肌を目指すなら】美容クリニックを利用する

お伝えしてきたスキンケアの見直しは、効果を実感しやすい対処法です。

ただ、忙しい毎日のなかで、すべてを完璧に続けるのは難しいもの。
「ちゃんとケアしなきゃ」という思いが、かえって負担になることもあるでしょう。

そんなときは、美容クリニックの力を借りるのもひとつの選択肢です。

なぜなら、美容クリニックでは、セルフケアでは難しい、「外からの水分補給」と「内側からのバリア機能の再生」を同時に行う攻めのご提案が可能だからです。

乾燥肌改善が望める美容クリニックの主な施術として、以下が挙げられます。

施術名 内容・効果 費用目安(1回)
プラピール 古い角質を優しく取り除き、美容成分もしっかり肌に届ける“皮むけしない”ピーリング。

透明感・うるおい・ハリUP
16,500円
ケアシス-S 電気の力で美容成分を真皮層まで浸透させる施術。

スキンケアでは届かない深部の乾燥やハリ不足にアプローチ
7,800円
ポテンツァ 針で肌表面に微細な穴を開けた後、真皮層へ薬剤をしっかりと浸透させる美肌治療。

コラーゲンやエラスチンの生成を促し、毛穴・ハリ不足・肌の凹凸などを改善
63,000円
リジュラン サーモン由来の美容成分を注入し、肌の自己修復力を高める治療。

ダメージを受けた細胞を内側から立て直し、弾力・うるおい・キメを改善
25,000円〜
40,000円

※価格は目安であり、施術の種類や方法、回数、薬剤の量、クリニックによって大きく変動します。

・プラピールは水分の浸透をブロックしている古い角質を除去し、潤いのバリアを整える
乾燥肌は、バリア機能の低下によってターンオーバーが乱れ、古い角質が肌表面にたまりやすい状態です。しかし、その角質を無理に取り除こうとすると、かえって潤いを失い、乾燥が進んでしまうことも少なくありません。

プラピールは、LHAやPHAといった刺激の少ない成分を使用し、角質を「削る」のではなく、「やわらかく整えながら」取り除く施術です。
施術後にはプラチナ成分などの保護・保湿成分を同時に届けることで、乾燥しがちな肌をやさしく守りながら、潤いを保ちやすい状態へと整えていきます。

・ケアシス-Sは、普段のケアでは届かない深部へ、栄養と潤いを急速チャージする
乾燥肌は、肌表面のバリア機能が弱まり、スキンケアで補った水分や美容成分を、うまく肌にとどめておけない状態です。

ケアシス-Sは、電気の力を利用して、肌への刺激をできるだけ抑えながら、潤いをサポートする成分を肌の奥まで届ける治療です。
さらに冷却機能によって、導入した成分が肌内部にとどまりやすくなるため、乾燥でカサつきやすい肌に、しっとりとした潤いを与えるサポートが期待できます。

また、ポテンツァやリジュランには、肌本来のはたらきを整えながら、水分を蓄えやすい土台づくりや、健やかな潤いを保つ力を引き出すサポートが期待できます。

このように、外からのケアと内側からのケアを同時に行うことで、最短で乾燥肌の悩みを解消し、潤いのある肌を目指すことができるのです。

ただし、施術を受けたからといって、体質や生活習慣まで一度に変えられるわけではありません。
根本改善に向けては、ご自身のケアの積み重ねも必要です。

そのため、美容クリニックでの施術は以下のような方におすすめといえるでしょう。

美容クリニックはこんな方におすすめ!
・乾燥によるつらい症状を、とにかく早く落ち着かせたい人
・(結婚式やイベントなどで)いますぐに乾燥によるメイク乗りの悪さを改善したい人
・日毎のケアや根本改善に向けて、まずは自分の肌に自信をつけてモチベーションを高めたい人

効率よく肌環境を立て直したい方に、自分に合ったケアと、前向きな気持ちの後押しが得られる美容クリニックの検討をおすすめします。

チェック!【炎症がある場合はまず皮膚科へ】
肌に赤みや痒み、ひび割れ、出血などの炎症が出ている場合は、まず皮膚科での治療が最優先です。
症状を落ち着かせた上で、さらなる理想に近づく一手として、美容クリニックでのケアを検討しましょう。

リゼクリニックの乾燥肌治療

リゼクリニックで受けられる、乾燥肌の治療についてご紹介します。まずはお気軽にご相談ください。

プラピール

プラピール

古い⾓質を優しくオフして、潤いの通り道を整えます。施術と同時に美容成分を届けることで、潤いを蓄えやすい肌へと導きます。

ケアシス-S(イオン導入)

ケアシス-S(イオン導入)

電気の⼒で肌深部まで美容成分をダイレクトに浸透させ、肌に潤いを与えます。導⼊する薬剤は、お肌の状態や悩みに合わせて最適なものをお選びいただけます。

ポテンツァ

ポテンツァ

コラーゲン⽣成を促進し、⽔分を蓄えやすい⼟台づくりを叶えます。乾燥によるカサつきやキメの乱れを改善します。

無料カウンセリング予約

※一部の院で取り扱いが無い場合がございますので、
取り扱い院一覧をご確認ください。

7.根本的に改善を目指す!体の内側から整える乾燥肌対策3つ

乾燥肌の根本的な改善には、体の内側から整えるアプローチが欠かせません。

効果を実感するまで少し時間がかかりますが、肌質そのものを改善し、乾燥しにくい状態をつくるためにはとても重要な対策です。

体の内側から整える乾燥肌対策3つ
・肌に良い栄養素を積極的に摂る
・良質の睡眠のための環境を整える
・ストレスをできるだけ管理する

できるところから取り入れていきましょう。

7-1.肌に良い栄養素を積極的に摂る

体の内側を整えるためにまず必要なのが、食生活の改善です。

潤いのある肌を保つには食べ物から栄養を摂取する必要があり、それが不足したり、バランスが崩れると乾燥肌や肌トラブルにつながります。

食事は、肌に良い栄養素が豊富に摂れるメニューを考えて決めるようにしましょう。

乾燥肌に良い栄養素を下表にまとめましたので、バランスの良い食事の参考にしてください。

乾燥肌の人が摂ると良い栄養素
セラミド 肌のバリア機能を高め、水分の蒸発を防ぎ、肌の乾燥を防ぐ

<食品(食材)例>
生芋こんにゃく、米、大豆、牛乳
タンパク質 消化によってアミノ酸に分解され、健康な肌を作る材料になる

<食品(食材)例>
卵、魚、肉、納豆や豆腐などの大豆食品、乳製品
亜鉛 細胞の新陳代謝、肌のターンオーバーを促進する

<食品(食材)例>
牡蠣、赤身肉
必須脂肪酸 肌を外的刺激から守る皮脂の原料になる

<食品(食材)例>
アマニ油・エゴマ油・コーン油などの植物性油、ナッツ、青魚
ビタミンA 皮膚や粘膜のうるおいを健やかに保つ

<食品(食材)例>
にんじん、かぼちゃ、小松菜、レバー、海藻類
ビタミンB2 脂質の代謝、皮膚や粘膜などの細胞の再生をサポートする

<食品(食材)例>
レバー、卵、納豆、アーモンド
ビタミンB6 タンパク質の分解・合成を助け、皮膚や粘膜の健康維持を助ける

<食品(食材)例>
鶏肉、イワシ、マグロ、にんにく、アボカド
ビタミンC 肌の酸化を抑え、ハリや弾力を保つコラーゲンの生成を促進する

<食品(食材)例>
柑橘類、イチゴ、アセロラ、キウイ、ブロッコリー、小松菜

まずは、毎日の食事で不足しやすい栄養素を意識して取り入れることから始めてみましょう。
忙しくて食事を整えるのが難しい場合は、サプリメントで補助するのも一案です。

日々の小さな積み重ねが、肌の潤いにつながります。

7-2.良質の睡眠のための環境を整える

良質の睡眠は、肌のターンオーバーや日中のダメージ修復を促す「成長ホルモン」を分泌させるために欠かせません。

※成長ホルモン:ターンオーバーを促進し、コラーゲンなどの美肌成分の生成を助ける

睡眠不足は、乾燥肌や肌荒れ、くすみの原因になります。

睡眠環境を整える具体的な対策は以下の通りです。

良質の睡眠を確保するため「睡眠環境を整える」3つの対策
1. 寝室の明るさを整える

一般に寝室は、薄暗く、ものの形がうっすらわかる程度が良いとされています。
間接照明などを使ってみるのも一案です。
2.音の環境を整える

寝室の音の環境は、図書館のような静けさが保たれた状態が良いとされています。
外の音が気になる時は、遮音カーテンや耳栓を使用すると良いでしょう。
3.温度環境を整える

暑すぎたり、寒すぎたりする部屋では質の高い眠りは得られません。
エアコンなどを利用して、快適な温度を保つことを心がけましょう。
※その際は湿度管理にも留意が必要!

先述のように、パソコンやスマートフォンの画面から発せられるブルーライトは、質の良い睡眠に不可欠な「メラトニン」の分泌を妨げ、眠気を弱める作用があります。

睡眠のタイミングを計る体内時計を狂わせる原因にもなりますので、寝る前は極力見ない方が良いでしょう。

7-3.ストレスをできるだけ管理する

見落としがちですが、重要な肌対策として、ストレス管理が挙げられます。

ストレスは、自律神経やホルモンバランスの乱れを引き起こし、肌のバリア機能を低下させたり、皮脂の過剰分泌や乾燥を招く原因になります。

ただ、一口にストレス管理といっても、気持ちだけではどうにもならないこともあるでしょう。

ここでは、厚生労働省が推奨している「こころと体のセルフケア」を参考に、ストレスを感じてしまった時の解消方法をご紹介します。

ストレスを解消する3つの対策
1. 運動や散歩をする

運動には、ネガティブな気分を発散させたり、こころと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える作用があります。

特に効果的なのは、軽いランニングやサイクリング、ダンスです。
それが難しい方は、近所を20分ほど散歩するだけでも気分が変わります。
2.腹式呼吸を繰り返す

腹式呼吸には、自律神経を整えて、ストレスを軽減させる効果があります。

お腹に手を当て、鼻から息を吸い込み、ゆっくり口から息を吐き出します。息を完全に吐き切ったら、再び鼻から吸い込みます。これを5〜10分ほど繰り返しましょう。
3.音楽を聞いたり、歌を歌う

音楽は心と体を癒し、ストレス緩和を手助けしてくれます。

好きな曲を聴くのはもちろん、音楽に合わせて歌うこともおすすめです。
自然に呼吸が深まり腹式呼吸になり、歌に集中することで不安やイライラを忘れられます。

出典:厚生労働省|こころもメンテしよう|こころと体のセルフケアを元に作成



簡単ではありませんが、ストレスとうまく付き合う工夫を続けていくことで、肌も変わっていきます。

できるところから取り入れて、心と肌の健やかさを育てていきましょう。

8.まとめ

乾燥肌は、肌の水分や皮脂が不足し、潤いを保てなくなった肌のことです。

乾燥肌を引き起こす原因は、外的要因、内的要因あわせて9つ考えられます。

  • 1.間違ったスキンケア
  • 2.間違った化粧品選び
  • 3.紫外線ダメージ
  • 4.エアコン等による室内の乾燥
  • 5.衣類やマスクの摩擦
  • 6.栄養バランスの乱れ
  • 7.睡眠不足やストレス
  • 8.ホルモンバランスの乱れ
  • 9.遺伝や体質

乾燥肌を改善するには、自分の肌悩みの原因を正しく把握し、それに合った対策を講じることが重要です。

まずは自分の肌や生活習慣をチェックして、無理のない範囲で始めていきましょう。