一般的にクリニックの院長は、経営のことからスタッフの教育、備品の管理といった細々したことまでしなくてはならないものですが、リゼクリニックは本部組織がしっかりしていて、ほとんどの業務を担ってくれるので、私は医師としての純粋な診療行為のみに専念できています。
主に行っているのは、初めてご来院下さった患者さまのカウンセリングです。リゼクリニックの主な診療内容は脱毛ですが、患者さまは1人ひとり、肌質も毛質も、脱毛に対して求めるものも違います。10人の患者さまのカウンセリングをしたら、それは10種類の違う仕事をしたのと同じことです。
カウンセリングでは、記入してもらった問診票をもとに問題となるような状況がないかを確認、脱毛の仕組みやそれぞれの脱毛機の特徴・起こりうる可能性のあるリスクについてもしっかり説明をします。
脱毛に対して、これほど丁寧なカウンセリングをしているクリニックは、他にはないのではないでしょうか。
脱毛は、今やとてもポピュラーな施術ですが、リスクや脱毛完了までの通院回数など、しっかりした知識を持たない患者さまがほとんどです。
例えば、肌疾患等があることで施術をお断りせざるを得ない時がありますが、患者さまの多くはそうしたことをご存じありません。医師が確認を怠れば、せっかく契約していただいたとしても、施術の段階で照射できない部位が出てくることもあり得ます。カウンセリングは、そうした事態を避けるためのものだと考えています。たとえ照射できない部位があったとしても、それを事前に理解した上でご契約いただいたのであれば、結果にきっと満足していただけるはずです。
肌疾患の中で最も多いアトピー性皮膚炎の場合も同様です。当院では、患者さまに対し「湿疹が出て、膿んでいるときは照射できない」とあらかじめ伝えているので、照射できない日があっても、納得していただけます。
患者さまとは長いお付き合いになります。だからこそ、照射できない場合があることや脱毛のリスクなどを事前にしっかりとお伝えし、患者さまと信頼関係を築くことは何より大事だと考えています。
脱毛に関する知識を得る手段としては、論文や医学書を読むなどの方法もありますが、私は脱毛従事者の生の声が聞ける学会に参加するようにしています。学会では、最新技術だけでなく、世の中のニーズや社会動向についても学べます。
学会で得た知識は毎回レポートにまとめ、スタッフ全員に読んでもらいます。
このレポート提出を行っている理由は、学会のプログラムや冊子をただ渡すだけでは、せっかく得た知識が現場で生かされるレベルまで深く読み込んでもらえないと思うからです。リゼクリニックのスタッフは皆、本当に勉強熱心です。いつもレポートに興味を持ってくれるので、作成しがいがあります。
リゼクリニックに入職する前に保健所の所長をしていた際は、土日は休みとは言え、感染症や災害が発生したときはすぐに出所しなければならないので、半径10km以上離れるときは報告の義務がありました。また、何か事件が起これば夜中でも連絡がくるので、常に精神的に休まることがありませんでした。
今はそうしたことがないので、休みの日は完全オフです。休みの日は何も考えず、思いきりリフレッシュできるのがうれしい!食べ歩きもできるし、お酒も飲める。大好きなラグビー観戦のために、地方に泊まりがけで行くこともできます。院長は私1人ですが、休みの日は代わりの医師が来てくれるので安心です。
入職してからの3年で、オンとオフが明確になり、生活がガラッと変わりました。医師として働き続けながら、こうしたライフスタイルを手に入れられたことは、とても幸せです。
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リゼクリニックに入職して3年。前職は保健所の所長。「脱毛は、効果が出るまでに時間がかかる施術なので、途中で患者さまが不安にならないよう、事前にしっかり説明することを心がけています。常に、患者さまの気持ちに寄り添う存在でいたいですね。」